机上の空想 -on the armchair-

エロゲを中心に(広義の)ビジュアルノベルに関するレビューやエッセイを主な活動にしてるつもりのブログです。6月24日より旧ドメインから正式移行しました。

[旧]エロゲ体験版レビュー

暁の護衛 体験版

紹介する体験版は、もう3日後には発売のしゃんぐりら「暁の護衛」です。

春、それは転機の季節。別れがあり、新しい出会いと生活が待っている。
それは、一流の令嬢とボディーガードを育てるここ、憐桜学園でもそう。
ボディーガード訓練生には新しく同学年の女子生徒があてがわれ、そのボディーガードとしての訓練を重ねる生活が始まる。
そんな学園の中にあって、海斗も新しい生活を始めようとしていた。
学園長に渡したのは退学届。1年間過ごしたこの学園はそこまで退屈ではなかったが――それでもここは自分の場所ではない。引き止める言葉も聞かず、彼は校門を後にする。
しかし、街に繰り出した矢先、憐桜学園の女生徒が誘拐される現場に遭遇してしまう。体が思わず動き出す。彼を突き動かしたのは、正義感などではなく、「非日常への渇望」だった。
難なく救出して見せる海斗。一方女生徒は戸惑うどころか、落ち着き払って、彼が憐桜学園の生徒であることを看破してみせる。そうして彼に、こう告げるのだった。
「決めたわ、あんたが今日から、私のボディーガードよ」

光るのは、濃いキャラクターたちと繰り広げられる会話の数々です。デレ要素が微塵も見えないお嬢様たち(例外あり)とメイド、やる気がなくトコトン不真面目な主人公、対照的に真面目な学友。交わされるのは険悪なのになんか楽しい会話たち。主人公とツキの淡々としたボケの応酬なんかが楽しすぎです。テンション高いのも悪くないのですが、勢いがなくても笑えるのは作家の日常描写の腕が垣間見えて好きですね。同じ衣笠氏のこん僕もストーリーはともかく会話は楽しかったですから。
ということでストーリーにはあんまり期待してなかったりもします。これ見よがしに陰をチラつかせる主人公の過去とか、あの主人公とあのヒロインたちがどうやって恋愛に発展するのかとかが非常に気になりはしますが。
それにしても声の配役がいいですね。
尊徳「僕は貴様が嫌いだ」
なんというリ○ン・マ○ナス・・・・・・。
というのはさておいて、この業界では比較的ベテランに類される(主観ですが)面々が名を連ねている印象。中でも芹園みやの男役にはビックリしましたわ。個人的には完全にさち的な元気っ娘ボイスのイメージなのですが、あんな声が出せるとは。流石は声優というところです。

では、これにて。

契剣 体験版(非18禁)

前回同人だったので、続けて今日も同人。
今回体験版を紹介するのは、彩頃望磨の「契剣」です。

雨の中、麻帆は彷徨っていた。
帰るべき場所は、もうない。金もない。頬を雫が伝う。涙ではない。思えば、先刻父の死を目の当たりにした時でさえ、彼女は泣かなかった。
浮浪者の溜まり場へと辿り着いた麻帆は、雨宿りしようと汚れたブルーシートをくぐった。
そこにあったのは血の海。立っていたのは、二人の相手を軽々と蹂躙する殺人鬼だった。
・・・・・・
今日の相手は、人を食らう人・食人鬼(カニバル)。真異は、殺人鬼のみを殺す、「異端」と呼ばれる殺人鬼である。だから、食人鬼の棲み処に一般人である少女の姿を認めても、特に相手にするつもりはなかった。
だが、隠れ処に帰る彼の少し後を少女は何も言わず尾行して来る。廃墟の三階にある隠れ処に着き真異は放置を決め込むが、ずぶ濡れの少女は階段の下でうずくまり帰る気配は無い。結局折れて中に入れるのだった。
そして少女は、真異に願いを吹きかける。「殺して欲しい人がいるの」と。

プロローグ部分にはこの後、もっと重要なシーンがあるんですが、敢えて描写しませんでした(ほんのちょっとですがね)。実際にプレイして体験してもらいたいと思います。
まず読み方からですね。サークル名は彩頃望磨と書いて「サイコロボード」、作品は「ちぎるけん」と読みます。変換に不親切な名前です。
なんといってもこの作品はグラフィックが美しいです。闇に、雨に、血にくすんだ世界。そのなかにあって艶やかに光る白。それは少女の肌や月光。息を呑むその対比が実に美麗。引用・誇張になってしまいますが、あのシーンで自分も彼女のマキヤベリに捕らえられた、そう言いたい位の気分でした。一枚絵はいうべくもなく、普通の立ち絵や背景もハイクオリティ。惜しむらくは解像度が一般のゲームより低い640*480なことですかね。ホントなら1028*768でいて欲しいくらいなんです。
シナリオ・テキストも独特のセンスがあるような感じがします。特にコレがスゴイ、と際立つものはない印象ですが、ノベルゲームにおいて「殺人鬼」という題材を魔法・呪術的要素を抜きで(確かに非現実的な部分は多々ありはすれど)描写しようという意気、そしてそれをなかなか達成できているところを評価したいですね。
また、キャラが良く出来ていてます。特に麻帆。パッと見て年齢と性格が合ってないような気がしますが、偶に見せる年相応の幼い面があり。えぇ、ギャップに萌えます。そんな麻帆と真異とのちぐはぐな会話が面白かったり。
そして、これがなかなか、音楽。お世辞にも(音源的に)高品質とはいえないBGM。音楽重視の自分はMIDIということに一瞬首を捻りましたが、ところがどっこい、かなり癖になる。世界観に浸るのに一役買っています。狙ってやってたら大したものです。

WEB体験版は結構前に出てたんですが、ちょうどあまり書けない時期だったので今更ということに。とりあえず応援だけでも、とプレイ直後に拍手を送りました(一応8月29日のWEB拍手の中に・・・・・・)。
冬コミには出展しないようで、MYTHと同じく発売が待ち遠しい同人作品ですね。

では、以上で紹介を終了します。

ひまわり 体験版

今回体験版を紹介する作品は、同人サークル・ぶらんくのーとの「ひまわり」です。

製品版の紹介はこちら(08/5/6)

2048年、西園寺グループを中心として宇宙開発が活発になった日本。宇宙時代の幕開けとなるはずだった民間高々度旅客機SA-DAN080の初フライトは、500人余の犠牲者を出す墜落という凄惨な結果に終わった。事故から奇跡的に生還した日向陽一も、自身の記憶と学者であった両親を失うことになる。
2年後の春。陽一は、記憶を取り戻すことこそできないものの、楽しい学生生活を送っていた。西園寺の令嬢の明香や、宇宙開発の英雄・雨宮大吾の息子である銀河と共に。銀河が部長を務める宇宙部の活動で、今日も手作りロケットを発射しては墜落させを繰り返す。
ある晩陽一は、日課である天体観測の途中、何かが空から地上へと落ちていくのを見つける。UFO?それは、事故の犠牲者を悼んだ慰霊碑がある――そして墜落事故の現場でもある町の記念公園へと墜落していった。足は公園へと向かう。同じく駆けつけた銀河と合流し見つけたそれに扉があるのを認めると、陽一は開けようと試みる。摩擦による熱で手の肌を焼くことにも躊躇わず、「中に誰かがいたら」、と必死で力を込める。陽一は2年前の自分を重ね合わせていた。
銀河の助力もあって遂に開いた扉。その先にいたのは、真っ白な髪と真っ赤な瞳が印象的な、幼い少女だった。
「アリエス」。牡羊座と同じ名前を名乗ったその少女との出会いが、陽一の現在と未来を変えていく。

この作品のジャンルはといいますと、「ロリっ娘宇宙人同棲ADV」。柔らかな絵もあいまってなんか萌えゲー路線な印象を受けますね。
ですが、あらすじにあるような事故を始め、なかなかにヘビーな設定があります。また、銀河が語る宇宙観など、確かに無理があるように感じなくもないものではありますが、ナカナカ面白い考察があったりもして、キャラや雰囲気だけで売る作品とは違う濃さが感じられるのです。この作品のテーマは「宇宙」で、スタッフ日誌を見ると分かるように、原作者は宇宙・天体に関して少なくとも一般を超える知識と興味を持っているということを考えれば当然なのでしょうが。その第一印象からは一線を画すハードなバックグラウンドがこの作品一番の魅力なのでは、と自分は思います。
それでもやっぱり、萌えの面でもそれ以外でもキャラは魅力的ですね。ヒロイン皆可愛い!・・・・・・そうですか、ロリコンですか自分は。それにしても特に、ツンデレツインテのアクアは良いですよ。個性的なのはやはり銀河。変人であり恐らく天才です。彼の突飛な行動がなければ物語は回りません。
また、純粋に文章が面白くもあります。会話はキャラが魅力的に感じられることから言わずもがなですが。自分が印象に残ってるのは、一日ごとにある陽一の夢。上手いぼかし方・隠し方で夢のもやもや感が演出できているのに感心しました。
あと他の面でいえば、システムがシンプルで使いやすかったのは結構好感触。音楽は多分ほとんどないし全部素材屋からのものなんでしょうが、選曲のセンスも悪くないと。タイトル画面のは個人的にはピッタリだなぁと思ったりします。

さて、最初のWEB配布体験版は3月だったのですが、冬コミで完成版が出るということで此度修正追加版が公開。展開そのものは全く変化ないのですが、ムービーが2つ追加ですね。
1つはOP。そして2つめはEDロール後の予告編。これは、前の体験版やって気に入った人は是非見るべきだと思います。遂に英雄が、両親が、O○○が・・・・・・!一周・二周という風に補完していくのかと思ったらなかなか燃えてくることしてくれるじゃありませんか。
と、楽しみにしていても金欠広島人は冬コミいくことが出来ないんですがね(苦笑)。こういうので気になのは「委託をやるのか」という問題です。考えてはいるとのことなんですが。いかんせん不安。

では以上で紹介を終わります。

さて、次回の紹介も同人でいってみようかな?

週刊エロゲ体験版 11月号

日付は月曜日でもでも自分にとっては日曜日です(汗)。

さて。わたくしの更新力の無さ故に勝手に始めさせてもらいました週更新。中身はその週ごとに配布開始されたエロゲの体験版レビュー等々です。いついつ配布というのはHolysealさんなどのファイルミラーサイトを参考にします。
週刊なのに○月号となっているのはご愛嬌(苦笑)。11月の今日までの分をまとめて。
では、自分が「面白そうだな」と思った作品を箇条書きで。

・ピリオド(LittleWitch)・・・テンポの良い文章が好印象。それでいて会話が楽しい。食堂のネタが個人的にはツボ。ただ、シナリオに詰め込みすぎな感があるのがイタい。作品自体とは関係ないけども、このブランドはシステムの使い心地が良くて好き。それにしてもOP曲はこれ・・・カッコ良いですけど、まるきり普通のJ-POPですよね?
・さくらシュトラッセ(ぱれっと)・・・キャラクターが面白い。「福沢さんが~」はほめらじファンなら一度見るべき。シナリオもファンタジー作品ながら「魔法の利便性」に眼を向けていて面白い。「死を軽視しすぎ」とか「主人公がウザい」などと某所では散々に叩かれてましたが(苦笑)。

と2つ挙げてみましたが、「オススメ!」といえる程ではないですね。初っ端ですが。
ネタ的に面白いのはあるんですが。「どうみてもエヴ(ry」というツッコミを待ってるようにしか思えない作品とか、OP曲の迷走ぶりにライター買いならぬ「ライダー買い」の言葉を生み出した「赤線街路」とか(←件の曲「ドリームライダー」は自分は好きです)。
ビッグタイトルであろう「FairChild」(Alcot)や「エターナルファンタジー」(CIRCUS)ですが、前者は自分の趣向に合わず、後者は配布開始当時サーバーが激重だったので先送りにし、いまだDLしてません(笑)。
この頃思うのですが、作中のネタに2chなどの掲示板で好まれるネタが増えてきたような気がします(気付いたものでいうと「ワクテカ」「男は度胸、~」)。通じる人には面白いですが、できればライターの人にはもっと普遍的な笑いをとりにいって欲しいですね。

初回からあんまり良い内容話していない(滝汗)。大丈夫かこの企画・・・・・・。しかも年末年始でメディア展開も不活性になっていくこの季節。気付けばこのタイミングでやるモンじゃないですね。
自分が当初のように紹介を書けば万事解決ですけども・・・・・・。

それでは以上で。
多分次回からはもっと短くなります(爆)。

もう手遅れな雑記(体験版簡易レビュー付)

PCの不調と格闘しているうちに体験版を紹介しようとしていた3作品が発売してしまいました(泣)。
この現代でメモリが128MBないってやばくないですか?オンボード(今時ですが)のメモリが死んで以前の半分以下になってしまいましたよ。ただでさえ低スペックだったのに・・・・・・。
そんなこというならさっさと増設か買い替えしろって感じですよね。でもゲームは買わなければいけませんからね(爆)。メモリはいつでも買えますけどゲームの初回限定は初回しか買えませんから(発想がもうオタク)。

皆さんが製品レビューしている中体験版レビューというのも格好が悪いので作品の名前と少しだけ感想を書いておきます。どれも未購入ですけれども(苦笑)。

・赫炎のインガノック[LiarSoft]・・・独特の文章と世界観が魅せる作品。過去作「セレナリア」と同じ世界観ながら正反対の雰囲気なのが面白い。音楽や絵も秀逸。
・世界で一番NGな恋[hermit]・・・テンポの良い展開と「善い」キャラ達に引き込まれる。楽しくて暖かいホームドラマ。
・キラ☆キラ[OverDrive]・・・馬鹿らしくて熱いやっぱりmilktub系らしい作品。バンドの話だけあり音楽が充実。「音楽買い」する人間にとっては天敵。

思ったんですが、もしかしなくても自分ってかなり燃費の悪いことしてますね。一個の紹介書くのにエライ時間かけて、その割に中身は無く。

これからはウィークリーでこういう風に一言レビューしていくことに致します。特に気に入ったものについては今までのように記事を書くという形で。こうすれば間に他の記事を書いてとりあえず更新の体裁は整えられるかなぁと。・・・・・・スイマセン、只の怠慢ですね。
レビューを量産するにはレベルが足りませんでした(今更)。経験値を貯めてきます。
今週の日曜から始めてみます。

では。
プレイ本数が同人>>商業なこじらせ系エロゲーマー。
ご案内と注意
エロゲ感想の多くは雑感という形で雑記(+簡易感想)に紛れてます。

プレイ済リストや、下の検索欄からご参照ください。

批評空間のarmchairと同じ人です。

好んでいる作品の傾向を見ていただくだけなら、そちらの得点表を見ていただくのが速いかもしれません。

また、同人ゲームの感想をお探しの方は、批評空間でも同じような感想を述べてることがありますので特にご留意ください。


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