どうも、台鼎です。
右(一ヶ月以上たって間違いに気付きました…)のバナーを見てもらえればお分かりの方もおられると思いますが、2008年・2009年と続けて参加してきたあの企画の季節がやってまいりました…。


スチームパンクシリーズ第五作『紫影のソナーニル』サポーターサイトキャンペーン!!!


とはいっても、毎年このために更新を増やすなどといっておいてほとんど更新できないのが恒例なわけですが…(汗)。
もちろん、楽しみにしてるのは本当のことで、体験版が出たら雑記なりなんなりで感想をこぼせたらいいなと思ってます。シャルノスのときにやったムービー解析とかもいいかもしれません。

そして今年は、なんと『Night of Steampank』(スチームパンクシリーズライブ)がありますから、それはそれは楽しみでどうしようもありません。
ブログで言ってあるかは覚えてませんが、自分は一応ライアーFCの会員ですので、抽選の優先権ゲットできるんだぜ!ぜ!

ライブといえば、ここ最近は結構ライブ充(笑)をしています。8月にはりんご@ユースペ、今月には薬師るりバースデー&5thアニバーサリーに参加しましたし、来月には青葉りんごの初ソロライブがありますし、12月は上記のスチパンライブ。思い切り関東生活を謳歌しています、へへへっ
ああ、こうなれば後はみとせのりこさんのコンサートに行ってみたいところですね。最近はあまり活発にライブなどはやられてないようですが、本当に「Break∽Field」のときみたいなイベントが起こらないかと非常に期待してます……!


さて、以下は7月~8月でたまりたまった主に同人ゲームの簡易感想です。
今回は怒涛の10作!ねえもっと小出しにしようよ!

[作品一覧]
Indigo
少女と世界とお菓子の剣~Route of NANA~
ダブリーな彼女
AURELIA
アクアアフター
幻想のアヴァタール
Minstrel
es-node 
ユーマを抱きしめて
Merry X'mas you, for your closed world, and you...



<同人>
○Indigo (半端マニアソフト)
このサークルの過去作と比較すると、シナリオはフユガミ、設定は空ちゃ、キャラはIndigoが良い、という感じですかね。
フユガミと同じくザッピングの作品なんですが、視点の間で見え隠れする真相「以上」がなかったのが残念ですかね。フユガミでいうと、擦れ違いながらも強く結ばれた友情とか。
あとラストの投げっぱなしがwwwww 

◎少女と世界とお菓子の剣~Route of NANA~ (私立さくらんぼ小学校)
Route of AYANOに続いて、今回も良い仕事をしてくれました。前作のリアルな描写が好きな身としては、ちょっぴり設定が派手で強引な気もしましたが、それでもやはり少年少女の心の機微を克明に描いてくれます。
そして、ちょっと展開が雑かなとも思ったんですが、ほぼすべてクリア後のおまけでふっとびましたw 早くRoute of ICHIGOだしてー!

○ダブリーな彼女 (non color)
はと氏のテキスト目当てで購入。相変わらずのノリで安心して読めました。ただ、Hシーンも単にエロにするんじゃなくて面白くなってたらよかったのになと思いました。
どうでもいいですが、氏のネトラジを聞いているとキャラが氏自身としか思えなくて困ります(笑)。

○AURELIA (Team Eye Mask)
非常に雰囲気はよろしいかと。システムも、アルテミスエンジンには初めて触れましたが面白かったです。
ただ、個人的には物語上で語られる内容があまり合わなかったかな。SFはやはり自分にはダメなのだろうか……。

◎アクアアフター (ぶらんくのーと)
正直「どうしてアクアルート?」と疑問に思いながらプレイしましたが、やはり面白いものは面白いですね。様々な感情と思惑が絡み合いながら紡ぐ物語のハードさは、ひまわり本編と何の遜色もありません。
そしてその上、自分が続編・COSMOSに求めていたこともほぼ全て回収されてしまって、もうぐうの音も出ない。
ただやってることが実際のところ、自分の大嫌いな「不幸の付け足し」に過ぎなかったので、感情点をふまえるとこんな感じですかね。

○幻想のアヴァタール (べにたぬき)
伝奇としてそして探偵モノとして、事件の真相が解明されていく様はなかなか楽しかったですね。また、アカをはじめとするキャラクターたちが非常に魅力的でした。
が、バトル展開がまるで燃えられなかったのが残念。こんな風にするなら、いっそ特に後半はバトルにしなければよかったのにと。バトルで決着をつけるならそれなりの手はずを踏んで欲しかったですね。
余談?でもないですが、システムが異常に素晴らしい。自動アップデート、充実のミニゲーム、様々な動的演出……。

◎Minstrel (宴)
なぜだか非常に地味な印象を受けた作品ですが、小さく綺麗にまとまっていていい作品だと思いました。
「心を持つこととは何か」を自問しながら、心を求めて暗く救いのない旅路をたどり、そして衝撃の事実を突きつけられる主人公。彼がたどり着いたその光景に、胸がしめつけられるような思いに駆られながら、それでも暖かさを感じさせられる、味わい深い物語だったと思います。

×es-node (nasska)
…あまり語るとあれなんですが、かすりルートが致命的に合わなかった。別にそういう意図があるわけでもないはずなのに、何もかもが自分には理解不能でした。
衿子ルートはまあまあで、2016年編もそれなりに先を期待させるもの(To be continuedだそうで)でしたがその程度では取り返しがつかなかったです。残念。

<フリー>
◎ユーマを抱きしめて (UHMA project)
ムービーに代表されるように、品質的な面においてフリーとしては明らかに化物レベルの今作。
シナリオはまあ言ってしまえばありがちな泣かせモノなわけですが、それにも関わらず文章の妙かあるいは演出の効果か、結構読ませられてしまいました。色々と総合的に見て、これには◎をつけざるを得ないですね。

◎Merry X'mas you, for your closed world, and you...(饗庭淵)
メタメタフィクション。自分がエロゲという創作物の主人公だと自覚している男の物語なのですが、単なるメタ的な考察や批判にとどまらず、彼自身の一つの物語としてちゃんと読ませるものだったのがよかったですね。
終盤でのカタルシス…ではないか、救われた感じがたまりません。ああ、デウスエクスマキナもこう使われれば効果的なんだな…。