机上の空想 -on the armchair-

エロゲを中心に(広義の)ビジュアルノベルに関するレビューやエッセイを主な活動にしてるつもりのブログです。6月24日より旧ドメインから正式移行しました。

2008年02月

Bullet Butlers

ようやく書きます、propeller「Bullet Butlers」のレビューです。全くもって購入の参考にはならないような気がしますが。
そしてもってクリアしたのが半年も前なので正しく書けているか微妙なところです(おい)。


あらすじは体験版の紹介を参照。

このゲームをやった感想を総括しますと、「お前ら、漢だったぜ・・・・・・!」的なことになってしまいます。
どう話が転がっても漢達がカッコよすぎ。主に敵役の方々。また、全4エンド中3つで「まぁこんなもんか」な活躍だったベイルも、最終ルートで魅せてくれます。

・・・・・・とこんな風にしているとただ漢たちの魅力を語るだけになってしまいますので、各ルートごとの感想など。
まぁヒロインごとにルートがあるってのぐらいなのはネタバレにはなりませんよね?

[雪]
なんというか個人的には、ガラとレイスの為の話でした。ガラに関しては、ガラと雪が親子になるまでにどのような紆余曲折があったのか、ガラがどんな思いで雪を育ててきたか。レイスに関していえば、不死身の理由は何か、ヘルという女性がレイスにどのような影響を与えているのか。それらが大きな要素となっています。親と子の、男と女の、愛のお話。
雪の心の内の葛藤も大きなテーマのひとつでした。・・・・・・が、ガラとレイスの漢っぷりには。というか自分としてはガラに関する要素のひとつになってしまいました。ガラ大好きです。

[ヴァレリア]
ギュスターブがカッコよすぎる話。詳しく書くとネタバレなのであまり書けませんけども。んでもってベアトリスは可哀相すぎる子。
純粋に終わり方単体の良さでいうとこのルートが一番いいのかもしれません。ただ自分の場合、ギュスターブという名前もあいまって、サガフロンティア2のアルティマニアに掲載されていたお話の一つを思い出さざるを得なかったので、素直に受け止められなかったという悲しさ(苦笑)。
ちなみに人気投票不名誉最下位のフレックジョルトさんはこのルートに出没。

[セルマ]
最後に出現するルート(初めにやろうとして、最後の分岐から6時間後バッドエンドに帰結したのは自分だけで十分です)。そして物語を総括する話。ここで活躍するのはシド、アルフレッド、ベイル。
他のルートでなりを潜めていたシドが、アルフレッドとともに遂に動き出します。シドの信条やアルフレッドの思考、なかなか感じるところがありますが、自分には共感があまり強くなかったもので、ちょっと感動が弱くなってしまいました。しかし、それでも最終局面での二人の姿には痛く心揺さぶられたものです。「兵どもが」、とはこういうことなのかと。
そして、ベイル。彼が「エメス=トラブラム」であることがここで効いてきます。リックにとって「最高の友人にして最大の敵」である彼とリックの関係がどのようなものになっていくのか。とくと御覧あれ。
ちょ、セルマ強すぎ・・・・・・とか、シドの演説はどう聞いてもダカール演説のクワトr(ry、とかいう突っ込みはナシの方向でお願いします。

・・・・・・、結局漢たちの魅力を語るだけになってしまいました(笑)。

またシナリオ以外でよかったのは、これらを盛り上げるBGM・歌の数々。サントラが手に入ってよかったなと。

とここまで真面目なところを評価していますが、もちろんpropeller、ギャグも秀逸。ホープの3枚目っぷりには何度も笑わせて頂きました(ちなみにホープの活躍は・・・・・・)。お返しドラマCDのぶち壊しっぷりを受け止められるのも、本編のコミカルさあってのものでしょうね。

まぁ、不満点もいくらかあります。
まず、エロ要らない。というかちょっと厳しい。必然と思えるのがないこともあって、不要じゃないかなぁと思ったり。
また、演出が少々弱い。特に戦闘。自分がプレイしたゲームでいうと、白銀のソレイユなんかに比べて結構見劣りします。ズームにCGが耐えられてない所も結構あり。
演出によるところもあるのかも知れませんが、主人公の武器が銃ということで、文章では緊迫感が出にくかったというのが惜しかったかなと。戦闘を文章で盛り上げようと思うと、やはり接近武器のほうが絶対的に有利ですからね。むしろそう考えると、銃撃戦でこれだけ読ませるのというのはすごいということなのかな?

最後に不満で締めそうになりましたが、こんなことで漢たちの漢っぷりが変わるわけではありません。

漢を見る為にエロゲを買う、というのは何とも聞こえは変ですが。萌えに溢れるこの業界の中で、こんな硬派な作品を生み出す彼らを、是非評価したいですね。

今からこのゲームに触れようとする方たちへ。
それぞれに何かを賭けて戦う漢たちの、その生き様を。

とこんな感じでレビューを終わります。

あんまりよいことのない雑記

随分とお久しぶりです・・・・・・。前の更新から約1ヶ月。
私生活のほうで忙しかった事、そして嘔吐下痢症で倒れていた事にに加え、静電気のせいか非常にPCの調子が悪くてですね。メモリを半分読み込まなかったり(256MB→128MB)、そもそも起動しなかったり、起動してもすぐフリーズしたり。この記事も2時間以上の奮闘の末書き込んでおります。
XPが出た当時自分は「XPはフリーズなんかしない」なんて幻想を抱いていました・・・・・・。128MBで頑張ればいいのかも知れませんが、ビデオメモリに幾つかとられたらXPの動作環境満たしませんからね。まともに作業できない。ただでさえ256MBなんてしょぼいのに。Vista移行なんて以ての外ですよ。えぇ。そしてメモリを増設するくらいならゲームかCDを買いたいという体たらくでございます。


そんなこんなで紹介がマトモに書けない状況(というか書いてる途中で消えるのが怖いだけ)。BulletButlersなんて発売から半年以上経ってますよもう。書きたいことは幾らでもあるんですが。
そしてそもそも最近は新しくエロゲをプレイしてないですね。フリーズが怖くて。最後にやったエロゲは1月初頭に終わった絶対幸せ宣言です。買っただけなら妹スクとさくらシュトラッセがあるんですが、しっかり積んじゃってます。


自分が1年近く楽しみにしていたゲームがとうとう委託販売を始めました。ぶらんくのーと「ひまわり」。すぐに売り切れちゃいましたが。
かくいう自分はしっかりと買いそびれ(泣)。
だって、言っては悪いけどそんなに人気だとは思ってもみなかったんですもの。まさか広島のとらのあなに到着する前に完売するなんて。その後の通販もしっかりと買いそびれて今再販版待ちです。嗚呼、とうとう初回版は買えなかった・・・・・・orz


そんなネガティブな内容ばかりですが、これで失礼いたします。
プレイ本数が同人>>商業なこじらせ系引退気味エロゲーマー。同人ゲーム「MYTH」のファンサークル「MYTH研」の代表として同人誌作ったりもしました。
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ご案内と注意
エロゲ感想の多くは雑感という形で雑記(+簡易感想)に紛れてます。

プレイ済リストや、下の検索欄からご参照ください。

批評空間のarmchairと同じ人です。

好んでいる作品の傾向を見ていただくだけなら、そちらの得点表を見ていただくのが速いかもしれません。

また、同人ゲームの感想をお探しの方は、批評空間でも同じような感想を述べてることがありますので特にご留意ください。


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