あけましておめでとうございました!(過去形)
もう1月も半分やで、自分・・・・・・。

2008最初の更新は、「おすすめエロゲソング2007」!いきなり昨年の振り返りです(苦笑)。
昨年から自分がエロゲを購入し始めた為か、主題歌を積極的に聴くようになり。30曲位まず候補が挙がったんですが(笑)、どうにか半分程に抑えました。
それにしても、今年が特になのかは全く知りませんが、クオリティの高い曲が多かったような。流行歌追うよりよっぽど楽しいくらいです。
あと、何故貴方がこんな所に、的な方々が自分の知る限り2組ほどおられましたね。まぁ色々あるんでしょうが。

基準は前回と同じく、「別にオタクじゃなくてもいいと思える曲」です(あくまで自分が考えただけですが)。ただ、同じゲームに良い曲が複数あった時でも1曲を選んで紹介しています(そのなかで少しくらいは触れてみます)。
また、前回同様、プレイ済みの作品の後ろには☆をつけています。

Alea jacta est!(カタハネ:Tarte:Rita)☆
ザ・旅立ちの歌。ギター・ドラム・バイオリンで刻まれていく軽快なリズムとメロディ、そこにRita女史の澄んだ声が加わり、希望に満ち溢れた旅路を期待させてくれます。そして何気にカッコ良いピアノソロ。OPムービーと合わせて聴けば、もうそこはまだ見ぬ街への列車の中。自分は、西欧の田園地帯を列車で突っ切りながらこの曲を聴くというのが密かな夢です。
ちなみに、「it's just a farewell 」は巣立ちの歌、「Memories are here」は別れの歌。このED2曲も相当の名曲。

少年少女よ、大志を抱け(車輪の国、悠久の少年少女:あかべぇそふとつぅ:片霧烈火)☆
盛り上がりながらも一定のテンションを保つメロディを、烈火女史の芯の通ったミドルトーンが歌う。そこにアコギとシンセの刻むようなサウンドが加わって、軽快ながらも重厚な雰囲気に。派手さは無いけどもなかなか渋い曲。結構シンセサイザーの音がクセになります。また、作品を知っていると歌詞の良さがより噛み締められます。
これはOP曲で、ED曲である「live」は、車輪の国の曲にあって異彩を放つブラックな曲風。恐らく法月編のある設定を象徴しているんでしょう。この曲風ならではのカッコよさが光ります。

no rain, no rainbow(RONDO LEAFLET:LittleWitch:中原涼)☆
今にも踊りだしてしまいそうな弾むリズム、キーボードで奏でる柔らかな旋律、そして「雨の後には虹が」という言葉に、とても元気付けられる歌です。ただ、フルだとエレキギターが入ったりして音が全体的にシャープになっているので、個人的には優しいショートバージョンの方が好み。
雰囲気を楽しむなら、挿入歌「カレイドスコープ」やED「この空の下で」もなかなか。

Memento Vivere~生きることを忘れないで~(月光のカルネヴァーレ:ニトロプラス:ワタナベカズヒロ)
硬派なスピードロック。疾走するドラムとギターにのった力強いハスキーボイスは、月に吼える狼のようで。歌われるのは題名が示す通り、希望。暗闇の中で生きていく為の。やっぱりワタナベカズヒロはカッコいいです。
彼はこのゲームの発売後しばらくして、初のオリジナルアルバムをリリースしました。欲しい。

fall in love(いさましいちびの許婚:スタジオ神楽:Naoko Mori)
「何故こんな所に」第一号。どう聴いてもエロゲの曲じゃない。こういうところで、やはりエロゲソングは普通の歌と違うんだなぁなんて思ったり。初めて聴いた時はその歌唱力と英語の堪能さにビビったもんです。明るくポップでスタイリッシュ、恋する女性の思いのこもった歌です。
アーティストの公式ページにこのゲームのことがないのをみると、これは完璧に黒歴史ですかね。

君の愛を信じて(リリカル♪りりっく:ま~まれぇど:みとせのりこ)
希望なんかではない。「君」との再会を"信じて"待つヒロインの、怖ろしいくらいに力強い、愛の歌。そして歌うは、みとせのりこ。世界中の民俗音楽に精通した、可憐且つ逞しい声の持ち主。エレキや打ち込みを駆使した迫力のサウンドに負けないその歌声には、鬼気迫るものがあります。この歌、多分エロゲ業界ではこの人にしか歌えないんじゃないかと思いますね。

From that time of choice(Bullet Butlers:propeller:Antistar featuring C.R.Jasmine)☆
ロックで奏でる全英詩のバラードナンバー。静かに語るような歌がカッコいい、アダルトな音楽ですね。
One bullet that changes the world」や「Enemy Within」もハードでかなりカッコいいのですが、ちょっとAntistar氏の英語に難有かな?と思いこちらを紹介。正真正銘の外国人歌手です。
さて、この曲を調べるにあたって「プログレ」という言葉が出てきたのですが、調べてもなんか意味が広すぎて良く分かりませんでした。世間的にはどんな音楽のことをいうのですかね?

Aozora(Purely ~その狭い青空を見上げて~:RUNE:Duca)
冷ややかな秋空を見上げたような、透明感と清涼感に溢れた曲。爽やかでゆるやかなメロディに、柔らかながらしっかりしたDuca女史の声が映えます。こういう感じの声の人って、今までいそうでいなかったような気も。
実はED曲がかなり良い曲らしいのですが、知らないもので。

あの日の願い(絶対幸せ宣言っ!:eighthnote:月子)☆
疾走する若さ、その中に織り交ぜられた一抹の脆さ。これぞi.oロック!しっかりと音を刻むエレキと対照的な、切ない鍵盤の音が良い味を出してます。ドラムが結構主張しているのもi.o soundの特徴ですかね。自分は好きです。
歌詞も上手い具合に作ってあって、前作同様フルで聴くと更に良い曲に。
また「I wish」は、一旦あの独特な打ち込みのフレーズ達に中てられるとクセになります。自分は最初、あんまり好きではなかったのですが。

真実の翼-サダメのツバサ(僕がサダメ 君には翼を:暁WORKS:Barbarian On The Groove feat.カヒーナ)
「別にオタクじゃなくてもいいと思える曲」といっておきながら思いっきりアニメ・ゲームっぽい曲を選んでしまいましたが。駆け抜けるサウンドと少し昏さを孕んだメロディが「いかにも」バトルアニメな歌。歌詞は更に。この曲の良さは、「カッコいい」の一言に尽きます。
対して、挿入歌「響きあう夜を抜けて」はピアノとそのメロディが冷ややかな艶を放つバラード、ED「君とふたりで」は茶太女史の柔らかな歌声が癒しな歌でいい感じです。ホントならこっちをメインに紹介するべきなんでしょうが、自分がこのOP大好きなもので・・・・・・。

SEVEN COLORS(はるかぜどりに、とまりぎを。:Skyfish:みとせのりこ)☆
「春風が通り過ぎる」という歌詞そのままに、暖かかつ爽やかな旋律が吹き抜けていく主題歌。春の鼓動・息吹を感じさせるリズムがまた絶妙ですね。みとせ女史の声は、こちらでは可憐さが際立っています(といってもやはり芯がしっかりしていますが)。
同様の曲調である前作の主題歌「アスガルド」で自分は何か違うと感じたのは、この人の歌声なのかなぁなどと思ったり。烈火女史も良いのですが、彼女は重厚に歌う方が良いように感じます。
ED「なみのうた」は、弦楽とピアノ、そして静かなメロディが美しい情緒たっぷりのバラード。地味ではありますが名曲です。

IKOVE(赫炎のインガノック:LiarSoft:Rita)☆
ピアノ伴奏に歌のみというエロゲソングには珍しいシンプルな曲。読み方は恐らく「イコヴェ」。Rita女史の透き通った歌声はもちろんのこと、情感たっぷりのピアノが美しい。この少ない音で、ED曲として物語を総括するにふさわしい荘厳さを持っていることに感動。そうしたゲーム自体との関わりもあって、音楽的にも詩的にもかなり完成度が高く感じられますね。
OP「Adenium」も作品の世界観にピタリな良い曲。こちらをクリア後にフルで聴くと、ちょっと涙腺が緩む可能性が。

TIME(明日の君と逢うために:PurpleSoftware:橋本みゆき)☆
時間さえ突き抜けそうな爽快なラブソング。走るようなギターサウンドや橋本女史の爽やかな歌声はさることながら、影でこの曲の時間と速さを支配するパーカッション達がまたニクいです。
そういえば、ほめらじでアコースティックver.やってたのまた聴きたいなぁ。

ドリームライダー(赤線街路:C-side:薬師るり)
イントロにあるフレーズが、OPムービーとあいまって物議をかもした歌。賛否両論はこの歌がエロゲソングだからという次元の話でなく、完璧に好みの問題。曲自体は、少年の青臭い決意が、爽やかなギターサウンドにのってカッコよく歌われていて、なかなかいい仕上がり。誰かもおっしゃってましたが、どことなく矢井田瞳を想起させるものがある気がします。
挿入歌「鳥籠に見た夢」もなかなか、のすたるじいな感じで良い歌。

永遠の存在者(ピリオド:LittleWitch:pigstar)
「何故こんな所に」第二号。系統的にはバンプやアジカンのような、情感的かつ疾走感のある曲風のバンドミュージック。歌詞がちょっと稚拙だけども、ええ感じのボーカルのボイスと軽快かつ力強いサウンドがとてもいい曲。
こっちの業界で男性歌手といえばZIZZ系(ニトロプラス)やmilktubがほとんど(多分)なんで、これからもこっちで活躍してくれないかなぁなんて期待。



長い(汗)。これでも結構削ってみたんですが。
カッコつけて音楽っぽい言葉を無い語彙を駆使して取り入れてみたんですがいかがでしょうか(苦笑)?
なかなかの名曲揃いだと思います。OPと紹介してある曲は大体ショート版が拾える(逆にEDは出来ないことがしばしばですが)ので是非聴いてみてください。


では、以上で。