机上の空想 -on the armchair-

エロゲを中心に(広義の)ビジュアルノベルに関するレビューやエッセイを主な活動にしてるつもりのブログです。6月24日より旧ドメインから正式移行しました。

2007年06月

こいとれ~REN-AI TRAINING~ 体験版

紹介するのはPCゲーム「こいとれ」です。
3連続でエロゲなのは「このサイトの出来た経緯」を見てお察し頂たい・・・。

沢崎遊は汐美学園に通う普通の学生。ただ、母を春先に亡くしてからは、妹の海との生活を守るため、クラブにも委員会にも入っていない。
ある日、彼の前に恋愛部の部長・鹿子木ゆうが突然現れる。そして、ほとんど拉致のような状況で恋愛部を見学することに。
そこには、恋愛について真剣な議論を交わす部員達がいた。恋愛部を単なる出会いサークルと思っていた遊は、部員たちと接する内に心が揺らぐようになる。
そして、恋愛部の本活動「ラブロワ」が始まる。遊や、幼馴染の小萌、従姉のうたは、更には海までを巻き込んで・・・。

前回までに紹介した2作とは違い、この作品は恋愛主体の「らしい」美少女ゲームですね。体験版も最初は特筆するものはなく感じましたが・・・、第1回、2回、3回と続きが配信されていく内に、世界に引き込まれました。
この作品の特徴は、やはりラブロワの存在。ラブロワとは、恋愛部員がパートナーを選び、パートナーに恋愛させないようにしつつも、他部員のパートナーに恋愛をさせる、というもの。美少女ゲームでは純粋さが強調されがちな恋愛に、打算・計算・戦略の部分を「ゲーム」として描くことで、また新しい視点を与えています。そこに加わるのが恋愛部の恋愛講座。その内容に賛成するにしろ反対するにしろ、恋愛の、今までの美少女ゲームでは深く考えられてこなかった部分を考えさせられるでしょう。
これらの活動をきっかけに遊は、恋愛についてはもちろん、恋愛に限らない自分自身や身の回りのことと真剣に向き合うことになります。自分のやりたいこと、海のこと、小萌のこと・・・。彼の成長もこの作品の見所ではないでしょうか。
そして登場人物のキャラもよくたっていて魅力的です。個人的には海がいいですね。ヒロインではありませんが。創作の中の子供には大抵違和感を感じるのですが、海に関しては純粋に子供キャラとして好感がもてました。大人びた面を見せながらも、純粋に遊に疑問をぶつける姿には庇護欲をかきたてられます。
発売日は6月29日・・・今日ですね(汗)。買うのは土日以降になりそうです。

紹介は以上。さすがに次回からはゲーム以外の紹介を・・・できるかなぁ(汗


製品版レビュー(07/7/22)

Bullet Butlers 体験版

今回の紹介は、PCゲーム「Bullet Butlers」。
2連続エロゲでも気にしない。

かつて、剣と魔法の時代があった。人間やエルフ、ドワーフなど様々な種族は、まだ互いに争っていた。しかし、不死の王が世界を暗黒に変えようとした時、全ての種族は結束し、選ばれた8人の英雄達が不死の王を打ち滅ぼした。
それから2000年後。産業革命が起き、剣は銃に取って代わられ、魔法は科学と融合した。エルフもドワーフも自然で生きる術を忘れ、コンクリートジャングルの中で生活している。
ハーフエルフのリックは、竜人・ドラゴンニュートのフォルテンマイヤー家の娘で八英雄の末裔「ミスティック・ワン」の後継の資格を持つ、セルマに仕える執事である。魔銃ベイル・ハウターを手に彼女を守る日々は、ラッカー(変身能力欠落者)の烙印を押され厭世的に生きる彼女に心を砕きながらも、平穏と呼べるものであった。
不死の王を崇拝する聖導評議会に、現ミスティックワンのランド・フォルテンマイヤーが暗殺されるまでは。

あらすじ長いですかね・・・(汗)。しかし、この作品の魅力を語るには、このあらすじ(というか説明)は外せません。
何といっても秀逸なのは世界設定です。暗黒時代アメリカの風景をオークやリザードマンが闊歩し、エルフは弓ではなく銃を携え戦う、そんな世界。自分としてはコレだけでワクワクが止まりません。そこにミスティックワンや聖導評議会といった宗教要素、魔銃といった真っ当なファンタジー要素も加わり、重厚かつ熱いストーリーが期待できます。
そしてコミカルな場面も忘れず、テンポのよい文章でスラスラと読ませてくれます。シナリオさんのクオリティが高いです(有名な方なんですがこのひとのゲームをやったことがなかった・・・)。
ヴィジュアルも作風に合ってて良し(というかこの方は相当なベテランですよね)。音楽もなかなかです。特に主題歌には、ムービーを見てイチコロになりました。そして声優も"実は"豪華。特にシドの声なんかは・・・。1ヶ月後の発売がかなり楽しみです(6月29発売予定だったのが延期してしまいましたんで特にね)。
余談ですが、初回特典のゲストイラストに赤人義一氏がいて凄いビビりました・・・。

以上、Bullet Butlersの紹介でした。

あぁ、毎回こんな長文書いてガス欠にならないだろうか・・・。


製品版レビュー(08/2/10)

MYTH 体験版

第1回目の紹介は、同人PCゲーム「MYTH」です。
初っ端から18禁・・・(汗

影のない世界、それが当然の世界。田辺命人は通り過ぎる人々の中に違和感を見つける。
――影。
影を持った少女を、彼は自然と追っていた。そして、彼は辿り着く。
こことは違う世界に。

こんなあらすじ。大冒険の予感!・・・が、裏切られ、何故か至って平穏な日常が続けられます。しかも内容が陳腐。猟奇的な「僕」の物語が同時進行で語られるのでどうにか読んでいられますが、どうにも駄作の感が否めない・・・。
そう、あの日までは。
圧倒的な違和感。そして突如として崩れる日常。だがそれでもなお繰り返される日常。更にまた違和感。
そして急展開を迎える物語。次々と明かされる謎とつながり。そして更に浮かび上がる謎。序盤からは考えられないほど壮大な物語が進んでいきます。分かりやすく書こうとするとネタバレ必至なのが悔しい。
「あの日」からしばらくの異常さには、BGMの効果もあいまって本気で吐きそうになりました。そしてもって、これをやった後は破裂音に敏感になりました。何故かはやってみればわかるかと。
しかし、その異常さも説明がついてしまうシナリオには感嘆しました。同時に序盤の陳腐さに納得。まさか伏線だったとは・・・。これで同人の体験版か?と問いかけたいほどのクオリティです。
シナリオ以外に言及すると、音楽は自分の好みでしたが、絵は、同人でもハイクオリティなモノがある中で特に映えるモノではないです。システムも、自分はThink Pad故にホイールでしか見られないログが見られなかったり、メニューが分かりづらかったり、不便。しかし、それらの不完全によってこのゲームの特殊さが更に増強されているような・・・と、これは言いすぎですかね。
このゲームはCircletempoの作品。「Aguni」という作品も公開されてます。思いっきりMYTHと絡んでくるので、MYTH体験版をプレイしてからやってみるのがいいと思いますよ。
ちなみに今のところエロはないですが、グロがあるので注意です。

以上、第1回紹介駄文でした。

中途版レビュー(07/9/1)

自己紹介(ちょっと詳細版)

改めまして台鼎(ウテナカナエ)です。男です。

オタクな性格です。趣味はゲーム・マンガ・アニメ。音楽、科学に一応の関心はありますが、それ以外は真っ当な趣味もってません。かといって自慢できるほど凄まじいワケではないです。なんてったってひと月に趣味に使える金がたった5000円ぽっちですから。高校生でももっと使ってますね。
そんな訳でここで紹介するモノはほぼ二次元になりそうです。ご了承を。

名前の元ネタについて語ってみます。
台はアニメ「少女革命ウテナ」の天上ウテナから。本物はカタカナですが。
観たことないんですけどね。ちょっとググろうとして変換したら「ウテナ」→「台」ってなったことに感動したので。ノリで。今後観てみようと思いますが。
鼎はWEBマンガ「脳内派生嘘彼女」の高瀬カナエから。台が漢字なのでバランスとって漢字に。
ロリ・ツンデレ・暴力の色んな意味で凶悪キャラ。私の愛して止まないキャラクターです。その内サイトを紹介します。

では、次から紹介始めます。

このサイトのできた経緯

十年近くネット住人やってたのに、今まで自分のサイトを立ち上げようとは思わなかった。自分には発信するほどのモノが無いと思っていたから。
なのに何故、今更ブログなぞを始めたか。
理由は明快・・・でもないか。ただ単純ではある。それは・・・
応援バナーキャンペーンというものに参加したくなったからである!!

最近は色々貰えるんですよね。サントラとか、サイン色紙とか。欲しいじゃないですか。だからやる。
流石に応援バナーだけ貼るわけにもいかないので、手軽に色んな事が書き込めるブログで、つらつらと適当にやっていこうという魂胆。なんていい加減。

そんな初っ端からおかしなトコですがどうぞよろしくお願いします。
プレイ本数が同人>>商業なこじらせ系引退気味エロゲーマー。同人ゲーム「MYTH」のファンサークル「MYTH研」の代表として同人誌作ったりもしました。
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「MYTHology」を通販にて頒布中!
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ご案内と注意
エロゲ感想の多くは雑感という形で雑記(+簡易感想)に紛れてます。

プレイ済リストや、下の検索欄からご参照ください。

批評空間のarmchairと同じ人です。

好んでいる作品の傾向を見ていただくだけなら、そちらの得点表を見ていただくのが速いかもしれません。

また、同人ゲームの感想をお探しの方は、批評空間でも同じような感想を述べてることがありますので特にご留意ください。


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