今日は、ぶらんくのーと「ひまわり」を紹介します!


あらすじは体験版の紹介をご参照下さい。

体験版の紹介で、「なかなかヘビーな設定がある」と書きましたが、全部クリアしまして思うのは……。

ヘビー過ぎるわ(爆)。

1周目で十分に伏線が張り巡らされていて、結構深い話が期待できるとは思っていたのですが、いざ2周目に突入すると予想の更に上を行く展開。凄い。スケールがでかい。
この作品は、前にも書いたとおりの「宇宙」という遠大なモチーフに、そしてそこに「生命」というこれまた底なしの深さの題材を用いた物語。その中で描かれるのは「愛」「夢」「友」「死」「記憶」などといった普遍的ながら永遠の人類のテーマ。
これらが、メイン・サブを問わない様々なキャラクター同士の間で入り組む関係と、その人々の人間ドラマの中で描かれます。1周目ではボーイミーツガールの爽やか物語の後ろに見え隠れする一筋縄じゃいかなそうな事実関係、2周目は「人」というものに振り回される人々の葛藤、それ以降では動き続ける歯車に喘ぎつつも生きていく人間の姿。それらをアクアを始めとする魅力に溢れたキャラクター達が彩るこの物語に、自分は時間を忘れるほど引き込まれました。
モチーフからテーマ・中身に至るまで広げまくった風呂敷に、振り回されることなく描ききったシナリオの腕は、賞賛に値すると思います。同人というのも侮れませんね、全く。


あえて一般的な表現で小さくまとめて見ましたが、いかがでしょうか(汗)。同人作品で値段も1500円未満とかなりのお手軽なので、是非プレイしてもらいたいと思います。

では、最後にこれからプレイするという人(いればですが)へ……。

できれば全エンドをコンプして欲しいと思います。エピローグの衝撃を味わうためと、そして最後のTIPSを見るために。
ここでTIPSというシステム。要するにショートストーリーで、バッドエンドを回収していくと増えていくのですが、最後の一つはバッド以外の全エンドをコンプリートしなければ見れません。この内容がまた。なるほど、TIPS。


では、以上で。