今回の体験版紹介は、PurpleSoftware「明日の君と逢うために」です。

御風島。いまどきコンビニも無いような田舎の島。修司は実に七年ぶりにこの故郷へ帰ってきた。目的は、七年前に「ある出来事」に巻き込まれた幼馴染に会うこと。
島の地を踏んだその初日、それはいきなり達成されてしまった。学園に向かう途中迷った森の中、「ある出来事」があったその森で修司は、幼馴染のあーちゃん――若宮明日香と遭遇する。
だが、何か違う。確かに顔も名前も彼女なのではあるが、そうだと断言できない。そして彼女の方はというと、自分のことを覚えてさえいなかったのである。
そして偶然か、居候先で二人は同居人となる。家主で親戚である里佳に「あなたが知っている若宮明日香ではない」と説明され、釈然としないながらも明日香と接していく修司。
こうして始まった新しい日々の中、修司は何を見出すのだろうか。

参考に公式HPを見たら大分違っててビビリました(苦笑)。自分の解釈であってますよね?ね?(涙目)

この作品で秀逸なのは「雰囲気づくり」ではないでしょうか。何がというのではなく、総合的に良いと取れるその「雰囲気」をつくっていることです。
それに一役かっているのが演出。背景のアニメーション(電車外のスクロール、寄せて返す波、水面の照り返し、etc・・・)の素晴らしさは一目瞭然のこと、丁寧に散りばめられたCG演出や効果音なども、「文章」でなく「ゲーム」である楽しさを際立たせてくれます。
また、ヴィジュアルや音楽も柔らかな作風にあった優しいもの。絵師が同じでも決して"Nice boat."のような殺伐さは持ち合わせていません(笑)。
キャラクターですが、自分は「この娘だ!」というのはまだありません。ただ、攻略したくないキャラがいないというのも事実。強烈なキャラクターに頼っていないのも個人的には好印象です。
そんななかシナリオはといいますと、良くも悪くも成りそうな展開ではあります。体験版時点ですでに少し超展開気味ですが、ここからはもう奇をてらわずに正統派感動優しさストーリーで突き進んで欲しいと思います。元々そういうのが得意なメーカーなのだそうなので更に。
さて、ついにOPアニメ公開です!・・・・・・うん、よく分からないけどカッコいい。前作のはダサ過ぎたんで改善してて良かったです。伏線張りまくってるんでしょうね。フルコンプの後「あぁ、ここはこういうシーンか!」という風に楽しんで見れる、というのを期待してます。
さて完全に蛇足ですが、帰ってきた故郷・幼馴染との再会・変わってしまったあの娘、とこんな風に書くとなんとなく車輪っぽいですね。状況は全然違いますが。

以上、紹介のたび作文リハビリになってる紹介でした・・・・・・。