5月はゴールデンウィーク、ちょうどこのブログが前回の更新をしたころ。絵師100人展というイベントがありました。
美少女ゲームの原画家を主として、日本の様々な「絵師」たちが日本をテーマとした絵を展示するというチャリティー(?)企画。
自分もそこに絵を見に行って、さまざまな表現者のさまざまな日本像を眺めながら大変楽しませてもらいました。

そこでは、ほかのイベントと同様にいろいろなグッズの販売がされていました。
その中の一つに、複製原画というものがありました。展示された絵と同じものを受注生産で購入することができるのです。



……

………はい。つまり。そうです。もう下にちらちらみえてますね?


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買いました。(¥17000)

分かる方には分かる通り、大石竜子さんの絵です。
大石さんの黒髪娘さんが自分大好きなんですよ(アティとかアティとかアティとか…
会場で見たときに「ああ、買わないと」と迷わず複製原画購入を決定していました。
とても大石さんらしくていい絵です。ああ、美しい…絢爛、可憐、大胆…。反省も後悔もありません。
ただ、これのおかげでエロゲを数本諦めることになりそうですが…。





話題をもう一つ。
最近、M.T.Stationなるサイトができました。
一体なんなのかというと、なんと美少女ゲームSNSです。
同じコンセプトのSNSににこがみというサービスが5年前にあったようですが、どうやらなくなってしまったようで。時間が経った今、こちらはどのような経過を迎えるのでしょうかね。

とりあえず自分も登録してみました
あまりこちらでは書かない普通のブログっぽい日記的なこと書いたりしてます。
もし読者さんに登録者の方がいればぜひマイモゲ(語呂wwwwww)登録お願いしますっ

個人的に、ブログでもmixiでもTwitterでもやりにくいことってのはあるので、上手く利用していきたいと思います。長く続けばいいのだけれども……。

では以下、プレイ作品の簡易感想です。

[作品一覧]
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
LOST COLORS
Renaissance
満開チラリズム
雨ではなく、雪でなく
あきそらっ!



<商業>
◎この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
噂に名高い名作ですね。やっとプレイする機会に恵まれました。
個人的には、前半グルグル回ってるのが一番楽しかったですね。カードなくなった先の分岐でセーブしそこなったときは結構ショックでした…もう一周せねばならんのかと…。
シナリオも前半の伝奇・ミステリっぽい雰囲気が出てる感じが一番よかったかもしれません。前半の楽しさはさすがEVE・DESIREの菅野というところでした。後半では確かに世界観とシステムがつながって驚かされるのですが、展開というか後半はそのものがいろいろご都合主義じゃないかなあと。ちょっと陳腐に感じざるをえませんでした。(後半でADMSがなくなるのもあまり印象がよくない原因だと思います
SF的に見ると、「時間は可逆だが、歴史は不可逆」というアイデアはなかなかのものだと思います。前半はそこが際立って「なかなか自分で考えてるいい作品だ」と思ったのですが、これもやはり後半で結構適当なことを言い出して幻滅してしまったり…(「光子の反物質」とかもうどこからつっこんでいいのか

◎LOST COLORS
YUNOに引き続き、遊べるノベルゲームということでプレイ。自転車創業なら見た目にこれが一番好みかな、と思っていたのでやってみました。
ゲーム要素に関していうと、RPGでよくあるお使い的流れをノベルで再現という印象。ですが、それをノベルにする上で上手くシステムを考えて、ノベルという自由度の少ない環境でストレスを減らす、それどころかノベルならではの演出を仕込んでノベルでなくては味わえない魅力を引き出せてます。「カチッ」は本当にいいですね。途中どんなスクリプト組んだらこんなことできるんだと感心するところがたくさんありました。
シナリオも人を選びそうですが個人的には好みです。このやるせない感じはたまらない人にはたまらないでしょう。ただ、描写が若干性急でさらっと流れすぎるのが惜しかったと思います。
……自転車創業は同人じゃなくてソフ倫審査通ってる商業作品だよ!

○Renaissance
「つきぬけた作品」を募集したところ、おすすめしてもらった作品。
くくりとしては西洋伝奇。なんですが、ルートによっては全くそんなことに触れられずなんか言語学的な超常現象(なんだそれ)が発生したり恋愛のいざこざがあった後恋人に関する衝撃の事実が語られたりと割と目指してるものが違います。
しかし、それらがTRUEに突入したあとに綺麗に統括されていきまして、構成は結構見事だと思いました。特に言語学の講釈がちゃんと真相への布石になってるのが単なる衒学になってなくて好印象。設定がいちいち重いというかエロゲらしからぬダーク加減だったのも新鮮でよかったですね。YUNOが思ったより明るかったのでダーク成分を補給。
欠点は、それらの魅せ方に決定的にやる気が感じられないこと。テキストがあっさりしてるのに演出もびっくりするほどあっさりしてるせいで読み手のテンションも内容の割にずっとあっさりしてます。やりようによってはたとえば素晴らしき日々とかに匹敵するくらいのものにできたのではないのかと。惜しい。

<フリー>
○満開チラリズム
えらい気合の入ったバカゲー。もうばかばかしくてしょうがない。何がしたいのか分からないくらいバカ。
そしてぬるぬる動く。これでもかというくらいにぬるぬると。◎あげるわけにはいきませんが大好きですこういうの。

◎雨ではなく、雪でなく
或る平凡な男の話。家族のような関係と、恋人としての関係と。そのはざまで苦しむ主人公の心情がたまりません。ヘタレなんだけどしょうがないよね、男ってやつは…。
小粒ですがとてもいい作品でした。

△あきそらっ!
Twitterのランダムおすすめで登場したのでプレイしてみた、dojin24のライブコーディング作品です。
三題噺なので展開は割とカオスで、まあそれが楽しい作品なのではありますが。とりあえず、人を選ぶテキストです。ごてごてしてるというかなんというか、言ってしまえば厨二病というか……。作品が作品ならそれでもいいのですが、それに合わせて背景がdojin24のドオレンジからずっと変わらないものでプレイしながら若干気分が悪くなる程度の酔いが。これなら黒背景の方がずっと読みやすかったと思います。